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ヴェトナム戦争 ソンミ村虐殺の悲劇 マイケル・ビルトン(著) - 明石書店
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ヴェトナム戦争 ソンミ村虐殺の悲劇 (ヴェトナムセンソウソンミムラギャクサツノヒゲキ) 4時間で消された村 (ヨジカンデケサレタムラ)
原書: Four Hours In My Lai

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発行:明石書店
四六判
608ページ
上製
価格 5,800円+税
ISBN
978-4-7503-4537-6   COPY
ISBN 13
9784750345376   COPY
ISBN 10h
4-7503-4537-7   COPY
ISBN 10
4750345377   COPY
出版者記号
7503   COPY
Cコード
C0336  
0:一般 3:全集・双書 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2017年6月
書店発売日
登録日
2017年6月23日
最終更新日
2017年6月23日
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紹介

ヴェトナム戦争中の1968年3月16日、ソンミ村で非武装のヴェトナム人住民500人余りが米兵に虐殺された。凄惨な事件はなぜ引き起こされたのか。米国の軍事法廷で隠蔽された真実に迫り、ごく普通の人々をも狂気に追い込んでゆく戦争の恐ろしさを浮き彫りにする。

目次

 日本語版への序文
 謝辞
 地図

 米南ヴェトナム援助軍司令部からチャーリー中隊に至る指揮系統(1968年3月)
 凡例

1 序章
2 戦争
3 歩兵中隊
4 ソンミ 1968年3月16日 午前
5 ソンミ 1968年3月16日 午後
6 その後
7 調査
8 余波
9 ヴェトナム再訪
10 ピアーズの審判
11 ……そしてすべての人々に正義を
12 最終章

 解説
 監訳者あとがき
 年表
 原注
 参考文献
 写真出典一覧
 索引(人名索引・事項索引)

前書きなど

監訳者あとがき

(…前略…)

 本書は、1992年にイギリスのペンギン・ブックス社から刊行されたFour Hours in My Lai の翻訳である(ただし、原書をまとめるにあたって原著者が渉猟した一次史料とその所蔵先を記載したNoteson Sources の部分は本訳書では割愛させていただいた。そして、原書では関連写真が一括してまとめて掲載されているが、訳書においては、該当する部分にそれぞれ分けて掲載してある)。
 原書はマイケル・ビルトン氏とケヴィン・シム氏との共著で、ビルトン氏はロンドンの『サンデー・タイムズ』紙に長らく勤務し、シム氏はフリーのジャーナリストとして新聞等に執筆するなど共にジャーナリストとしての経験を持つ。原書は、二人がイギリスのヨークシャー・テレビ局に勤務中の1989年に制作したドキュメンタリー番組がもとになっている(アメリカでは公共放送のPBSにて同年5月23日にRemember My Lai のタイトルで放映された。日本においても1990年6月7日、「4時間で消された村――ベトナム・ミライ」と題してNHK総合TVにて放映されている)。
 本訳書刊行にあたり訳稿を準備する過程で多くの方々のご協力を頂いた。以下、訳稿作成の経緯に言及しながら、ご協力いただいた方々のお名前を書かせていただくとともに、各氏に深い感謝の意を表させていただきたい。

 (…後略…)

著者プロフィール

マイケル・ビルトン  (マイケル ビルトン)  (

1947年サウスロンドン生まれ。『サンデー・タイムズ』(ロンドン)紙に勤務中の1981年、年間最優秀記者賞(Reporter of the Year)を受賞する。著書に、フォークランド紛争の当事者からの証言をまとめたSpeaking Outがある。1983年にジャーナリズムを離れ、ヨークシャー・テレビにてドキュメンタリーの制作を開始し、多くの賞を受賞する。1989年、ドキュメンタリー“Four Hours in My Lai”で、国際エミー賞を受賞。12年間ドキュメンタリー制作を続け、その後2009年まで『サンデー・タイムズ・マガジン』に再び寄稿してきた。

ケヴィン・シム  (ケヴィン シム)  (

1946年リバプール生まれ。1972年から新聞や定期刊行物への執筆を開始する。近年は“Kitty―Return to Auschwitz”などの何本かのドキュメンタリーを制作し、国際的な評価を得る。著書としてWomen at Warがある。

藤本 博  (フジモト ヒロシ)  (監訳

南山大学外国語学部英米学科教授
専攻:アメリカ外交史、国際関係史
主要著訳書:『ヴェトナム戦争研究――「アメリカの戦争」の実相と戦争の克服』(単著、法律文化社、2014年)、『20世紀の戦争とは何であったか』(共著、大月書店、2004年)、ガブリエル・コルコ『ベトナム戦争全史』(共訳、社会思想社、2001年)

岩間 龍男  (イワマ タツオ)  (監訳

元岐阜県立高校教諭(英語)、国際教育総合文化研究所準研究員
専攻:英語教育
主要著訳書:『寺島メソッド英語アクティブラーニング』(共著、明石書店、2016年)、アーロン・グランツ、反戦イラク帰還兵の会編『冬の兵士――イラク・アフガン帰還米兵が語る戦場の真実』(共訳、岩波書店2009年)、「グローバル・エクスチェンジ」および「平和な明日を求める9.11遺族の会」編『アフガニスタン悲しみの肖像画』(共訳、明石書店、2004年)

葛谷 明美  (クズヤ アケミ)  (

南山大学大学院国際地域文化研究科(アメリカ研究領域)修士課程修了
名古屋造形大学造形学部,金城学院大学国際情報学部非常勤講師
専攻:アメリカ外交史、アメリカ研究
主要論文:“Harrison Salisbury and the Vietnam War: The Significance of His Coverage on Civilian Damage in the War.”『名古屋造形大学紀要』第19号(2013年3月)、“The U.S. Government's Response to Harrison Salisbury's Vietnam War Coverage.” 『国際地域文化研究』(南山大学大学院国際地域文化研究科)第7号(2012年3月)

後藤 遥奈  (ゴトウ ハルナ)  (

南山大学大学院国際地域文化研究科(アメリカ研究領域)修士課程在学
同研究科ティーチングアシスタント(2014-15年度)
専攻:アメリカ外交史、国際関係学

堀井 達朗  (ホリイ タツロウ)  (

南山大学大学院国際地域文化研究科(アメリカ研究領域)修士課程修了
専攻:アメリカ外交史
主要業績:「ケネディ政権期のヴェトナム中立化構想推進派に見るヴェトナム戦争の性格」『国際地域文化研究』(南山大学大学院国際地域文化研究科)第9号(2014年3月)

上記内容は本書刊行時のものです。