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われらの子ども
米国における機会格差の拡大
- 書店発売日
- 2017年3月25日
- 登録日
- 2016年12月29日
- 最終更新日
- 2017年3月7日
書評掲載情報
2023-08-19 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 林芳正(外務大臣) |
2019-05-11 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 森本あんり(国際基督教大学教授) |
2018-06-16 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 駒崎弘樹(フローレンス代表理事) |
2017-12-30 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 中沢孝夫(福山大学教授) |
2017-12-24 |
読売新聞
朝刊 評者: 出口治明(ライフネット生命創業者) |
2017-04-29 | 日本経済新聞 朝刊 |
2017-04-23 |
読売新聞
朝刊 評者: 出口治明(ライフネット生命会長) |
2017-04-23 |
朝日新聞
朝刊 評者: 齋藤純一(早稲田大学教授・政治学) |
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紹介
子どもたちにはもう、平等な成功のチャンスはない! 米国の社会関係資本(ソーシャル・キャピタル)の衰退を論じ、≪朝日新聞 ゼロ年代の50冊2000~2009≫にも選ばれた『孤独なボウリング』の著者が再び世に問う、アメリカン・ドリームの危機。世代・人種・社会階層の異なる市民へのインタビューと、緻密な統計分析を通して、成功の機会格差の固定化を実証し、未来の世代への警鐘を鳴らす全米ベストセラー。 ==推薦者の言葉==(五十音順) ■古市憲寿氏(社会学者) トランプがアメリカを壊したのではない。アメリカはとっくに壊れていた。本書は、膨大なインタビューをもとに分裂国家アメリカの「絶望」と「希望」を鮮やかに描き出す。 ■ブレイディみかこ氏(英国在住保育士/ライター) チャールズ・ディケンズは小説家として、ロバート・パットナムは社会学者として、貧困と格差の固定が社会的危機の根元にあることを警告している。 ■湯浅誠氏(社会運動家/法政大学教授) 人生のすべてを覆い尽くしてしまう機会格差の加速化する拡大を止めるには?――潤いを失った社会が偽の<救世主(ヒーロー)>に焼き尽くされる前に、私たちはこの感覚を取り戻さなければならない。 ■渡辺靖氏(慶應義塾大学教授) 「私の子ども」から「われらの子ども」への意識転換は可能か。社会関係資本論の第一人者が描く処方箋は日本の未来にとっても極めて有用である。 ※別枠、米国書評抄訳では、フランシス・フクヤマも絶賛。
目次
《おもな目次》
第1章 アメリカンドリーム――その神話と現実
1 ドン
2 フランク
3 1950年代のポートクリントンにおける階級格差
4 リビー
5 ジェシーとシェリル
6 21世紀のポートクリントンにおける階級格差
7 チェルシー
8 デヴィッド
9 アメリカにおける不平等――広範な構図から
10 二つのアメリカへ?
11 概念上の注記
第2章 家族
1 アンドリューとその家族
2 ケーラとその家族
3 米国における家族構造の変化
4 なぜいま二層化が起こったのか
5 二層化のもたらすもの
第3章 育児
1 シモーヌ、カールとデズモンド
2 ステファニー、ローレンとミシェル
3 イライジャ
4 子どもの発達――判明しつつあること
5 育児における長期蛍光
第4章 学校教育
1 クララ、リカルドとイザベラ
2 トロイ高校
3 ローラとソフィア
4 サンタアナの学校
5 オレンジ郡のラティーノをクララから見ると
6 学校――誰とともに通うかが、重要な意味を持つ
7 課外活動
8 教育達成における長期蛍光
第5章 コミュニティ
1 マーニー、エレノアとマデリーン
2 モリー、リサとエイミー
3 コミュニティと子どもたち――社会的ネットワーク、助言者(メンター)、近隣地域、教会
4 社会的ネットワーク
5 助言者(メンター)と「実際知(サヴィ)」
6 近隣地域
7 宗教コミュニティ
第6章 何をすべきか
1 機会不平等と経済成長
2 機会不平等と民主主義
3 機会不平等と道徳的義務
4 何をすべきか?
5 機会格差を減らすことはできる
『われらの子ども』のストーリー
謝辞
訳者解説
原注
訳注
上記内容は本書刊行時のものです。