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クセがつよい妖怪事典
知れば知るほど面白い!
- 初版年月日
- 2018年12月24日
- 書店発売日
- 2018年12月19日
- 登録日
- 2018年11月20日
- 最終更新日
- 2024年10月25日
紹介
ヤバすぎる! 思わず笑える80体が大集合
きっとあなたのそばにもいる--古今東西の妖怪がうじゃうじゃ!
妖怪は怖い? いえいえ、そんなことはありません。
「なんか、用かい?」なんて、くだらないダジャレをいいながらひょっこりと姿を現す脱力系の「ユルい妖怪」もたくさんいます。
ほかにも、大声を上げるだけ、川辺でボソボソと話すだけのツッコミどころ満載の「クセがつよい妖怪」や、毎晩汚い足を洗えと迫ったり、臭い屁をかましたりする困った「ヤバい妖怪」など、個性豊かな妖怪たちがオールカラーのイラストとともに登場します。
◎他人の家に勝手に入るずうずうしい妖怪「ぬらりひょん」
◎昼間は美人、布団に入ると……「ねぶとり」
◎目撃すればささやかな幸せが訪れる「小さいおじさん」
◎厚化粧がイタいお婆ちゃん妖怪「白粉婆(おしろいばばあ)」
◎この屁の威力、ハンパないって!「オッケルイペ」
◎チューしたそうな赤い唇がキショい「身の毛立ち」
などなど、本書で紹介される妖怪は、総勢80体! それぞれ1見開きずつ、イラスト、解説、プロフィール(出没地、大きさ、クセの強さなど)が紹介されます。
日本の豊かな妖怪文化にどっぷりつかれる1冊です!
【編集担当からのおすすめ情報】
妖怪といえば、水木しげる大先生の鬼太郎ファミリーや妖怪ウオッチのキャラクターたちが有名ですが、日本古来の妖怪たちは、知れば知るほど謎に満ちていて奥が深い……クセがつよいんです。
そんな妖怪たちの生態を、著者の左古さんがカラーのイラストとともに面白おかしく解説していきます。
本書に出てくる妖怪たちはどれも個性的で、見ているだけで楽しくなります。読んでいるうちに、しだいに「みんなちがって、みんないい」と思えてくるのが不思議です。
ここには、日本古来の”知恵”が息づいているのかもしれない……ぜひ、書店で本書を開いてみてください。
目次
『クセがつよい妖怪事典』解説 荒俣宏(作家・博物学者)
第1章 ユルい妖怪
笑いながら小豆を洗うだけ 小豆洗い
雨の神さまに使われる”パシリ” 雨降り小僧
あせって走りまくる瓜の化け物 瓜侍と西瓜侍
厚化粧がイタいお婆ちゃん妖怪 白粉婆
突然、頭上から落ちてくる おとろし
ボロ傘からのぞく一つ目がポイント 傘化け
めったに現れない毛むくじゃら 毛羽毛現
おちんちんの姿をした神さま コンセイサマ
食器が化けた妖物 しゃもじと土瓶の付喪神
笑った後に花が落ちる悲しい妖怪 人面樹
小型犬のようなユルかわ妖怪 すねこすり
食器で完全武装?した東の大将 瀬戸大将
風を切って走るけど、根は素直 扇子の妖怪
死者をあの世へ案内する センポクカンポク
通行人の袖を引くスケベ?な妖怪 袖引き小僧
目撃すればささやかな幸せが訪れる 小さいおじさん
見た目そのまんまの”癒し系” 豆腐小僧
「一本足」は神さまのシンボル 鍋の妖怪
全身真っ黒けで仏壇から飛びだす 塗り仏
風もないのにブ~ラブラ ぶらぶら
ゆらめく火をまとった鳥のような妖怪 ぶらり火
寝ていると現れるいたずら好き? 枕返し
見かけによらず気のいい巨人 山男
声マネ上手の子犬のような妖怪 幽谷響
第2章 クセがつよい妖怪
暗雲とともに現れる正義の妖怪? 赤舌
紅に染まったヴィジュアル系 赤シャグマ
日本人が忙しいのはこいつのせい? いそがし
少年の前に30日間現れ続けた 稲生物怪録の妖怪
通りがかった人を大声で驚かす うわん
でっかい首がぬっと現れる 大首
振り返ると、顔にあるのは口だけ! お歯黒べったり
”レジェンド妖怪”には肛門が3つある 河童
夜中に道行く人の髪を切り取る かみきり
ぼそぼそしゃべる地味すぎる二人組 川男
ひとたび怒らせると恐ろしい キジムナー
相撲好きなのに、体臭がキツい ケンモン
自分の芸がウケないと暴れだす 五体面
囲炉裏ばたで勝手に火を起こす 五徳猫
月夜の晩に踊りだす さざえ鬼
人間を監視して神さまにチクる しょうけら
嫉妬で下半身がビヨ~ンとのびる 高女
手のひらについた目で悪党をさがす 手の目
二つの頭がある謎の妖怪 どうもこうも
泣いて不幸を知らせるお婆さん 泣き婆
頭と足が直結! 究極の二頭身 二本の足
夜道で邪魔をする壁のような妖怪 ぬりかべ
猫は老いると人をダマす? 猫又
昼間は美人、布団に入ると…… ねぶとり
ムササビ? コウモリ? 風呂敷??? のぶすま
”鳴り物入り”で現れる黄色い妖怪 化け銀杏の霊
地中に隠れているユルかわ妖怪 はぢっかき
いたずらを注意されると怒りだす 一つ目小僧
マジメに働く人の仕事を邪魔する 火間虫入道
河童の仲間だけど、ナスが好き ひょうすべ
善にも悪にもなる”ふしぎ系” ひょうたんこ
闇の番人? 火の用心の管理人? 吹き消し婆
「食わず女房」とは名ばかり 二口女
人をイラつかせる裸の大将 べくわ太郎
傘がわりにかぶっているのは……ナニ!? 豆ダヌキ
見上げるほどデカくなる“首長”妖怪 見越し入道
第3章 ヤバい妖怪
家政夫にしたい妖怪No.1? あかなめ
天井を破って大足がズドーーン! 足洗い屋敷
女装趣味のヘンなおじさん? いやみ
見るからにバカっぽいポーズをキメる 馬鹿
この屁の威力、ハンパないって! オッケルイペ
お下品にもほどがある柿の精霊 柿男
トイレは覗くけど、エロじゃない? 加牟波理入道
100メートルを6秒で走る!? 口裂け女
猫のような身のこなしで女性を襲う 黒髪切
意味もなくケラケラ笑う大女 倩兮女
食い物の恨みはやっぱり「怖い」? 狐者異
3度も脅かすヤバすぎるヤツ 尻目
高速道路でこの顔に会ったら超危険 人面犬
天井裏には怪しいヤツらが潜んでいる 天井下がり
汚い天井をペロペロなめてくれる 天井なめ
二本角のミステリアスな妖怪 苦笑
のっぺらぼうの一種は衝撃の一頭身 ぬっぺっぽう
他人の家に勝手に入るずうずうしい妖怪 ぬらりひょん
チューしたそうな赤い唇がキショい 身の毛立ち
夜中にそっと唇を奪いにくる 山地乳
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。