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出版者情報
レディ・ムラサキのティーパーティ らせん訳「源氏物語」
発行:講談社
四六判
320ページ
定価
2,400円+税
- 書店発売日
- 2024年2月22日
- 登録日
- 2024年1月16日
- 最終更新日
- 2024年4月25日
書評掲載情報
2024-04-21 |
産經新聞
朝刊 評者: 和合亮一(詩人) |
2024-04-13 |
毎日新聞
朝刊 評者: 沼野充義(名古屋外国語大学教授・スラブ文学) |
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紹介
源氏物語はなぜ「世界文学」になったのか?千年前に紫式部が書き、百年前にアーサー・ウェイリーが英訳した「源氏物語」を現代日本語に再翻訳した著者が、時空を超えた物語の秘密と魅力を解きあかす。
高橋源一郎氏、推薦!
文学史に残る偉業、らせん訳「源氏物語」には、翻訳者姉妹による、もう一つの輝く「らせん」が埋めこまれていたのだ。
レディ・ムラサキとは、一体だれなのか?1925年、アーサー・ウェイリーによる初の英語版が刊行されて以来、世界各国に翻訳された「源氏物語」は、時代を超え国境を越え、中国古典からギリシャ・ローマ神話、聖書、シェイクスピア、プルーストやウルフらモダニズム文学、そして現代まで――。数多の異言語・異文化の波を潜り、「世界文学」として新たに生まれ変わった。千年前の古典原文、百年前の英語、現代日本語を往還しながら、『源氏物語』の〈らせん訳〉=トランスクリエーションを成し遂げた著者による、発見の喜びにみちた評論エッセイ!
目次
第1章 アーサー・ウェイリーとはだれか、 『ザ・テイル・オブ・ゲンジ』とはなにか
第2章 時空を超え〈戻し訳〉から〈らせん訳〉へ
第3章 シャイニング・プリンス・ゲンジ現る
第4章 青の部屋でのめぐり合い
第5章 木霊するシェイクスピア
第6章 末摘花の「まぼろしの王国」
第7章 深い森で待つサフラン姫
第8章 「あはれ」からメランコリーへ
第9章 失われた「鈴虫」を求めて
第10章 源氏物語再創造─二次創作、補作、アダプテーション
第11章 ウェイリー源氏、神秘の扉を開く
第12章 歓待するレディ・ムラサキの〈らせん訳〉
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。