蘭信三:編著
発行:不二出版
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A5判 898ページ 上製
定価:8,000円+税 総額を計算する
ISBN978-4-8350-5586-2 C3021
在庫あり
奥付の初版発行年月:2008年06月
書店発売日:2008年06月25日
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紹介

<日本帝国>の形成と崩壊は、東アジアの人々の生活世界をいかに変容させ、彼らはそれをどう生き抜いたか。
本書は、朝鮮・満洲・樺太・台湾・南洋を舞台として、複雑に展開された「人口移動」の諸相を、植民地という地政学的な支配の構造が様々な要因やベクトルと互いにどのように連関しているのか、国際社会学的視角から総体として捉えようとしたものである。

目次

序 日本帝国をめぐる人口移動の国際社会学をめざして(蘭信三)
第1部 朝鮮
総説(外村大)
第1章 日本帝国の渡航管理と朝鮮人の密航(外村大)
第2章 朝鮮における日本人農業移住の空間展開(轟博志)
第3章 解放直後・済州島の人びとの移動と生活史(伊地知紀子・村上尚子)
第4章 アメリカ占領下における朝鮮人「不法入国者」の認定と植民地主義(福本拓)
研究ノート 朝鮮人の満洲移住(田中隆一)
研究紹介 在阪朝鮮人の生活と帝国主義(李洪章)
研究紹介 帝国黎明期の在朝日本人(木下昭)
第2部 満洲
総説(上田貴子)
第5章 満洲農業移民における地主化とその論理(今井良一)
第6章 満洲における「開発」と農業移民(小都晶子)
第7章 満洲体験を語り直す(猪俣祐介)
第8章 東北アジアにおける中国人移民の変遷 1860-1945(上田貴子)
研究ノート 満洲における朝鮮人の社会と教育(金美花)
研究ノート 中国朝鮮族のアイデンティティ・クライシス(崔佑吉)
研究紹介 日本人商工業者の帝国依存性(木下昭)
第3部 樺太
総説(三木理史)
第9章 明治末期岩手県からの樺太出稼(三木理史)
第10章 戦前期樺太における商工業者の実像(竹野学)
第11章 樺太アイヌの<引揚げ>(田村将人)
研究紹介 極東ロシアにおける東アジア系移民(松本郁子)
第4部 台湾
総説(松田ヒロ子)
第12章 沖縄県八重山地方から植民地下台湾への人の移動(松田ヒロ子)
第13章 生活史から見る沖縄・台湾間の双方向的移動(野入直美)
第14章 明治期の「在台内地人」初等教育について(高嶋朋子)
第15章 台湾抗日運動における東京台湾留学生の役割と女性の位置(中西美貴)
研究紹介 重層的被支配の狭間の経験(坂部晶子)
第5部 南洋
総説(大野俊)
第16章 南洋群島に渡った沖縄県出身男性世帯主の移動形態(宮内久光)
第17章 「ダバオ国」の日本帝国編入と邦人移民社会の変容(大野俊)
第18章 1925-40年のマニラ湾における日本人漁業(武田尚子)
第19章 仏領インドシナにおける日本人社会(湯山英子)
フィールドノート 「FEU NOS PERES(私達の亡き父)」(津田睦美)
研究紹介 英領マラヤの日本人たち(木下昭)
研究紹介 南洋引揚者の再移住と沖縄独立論(木下昭)
あとがき(蘭信三)

著者プロフィール

蘭信三(アララギシンゾウ)

上智大学外国語学部教授

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